北海道大学忍路臨海実験所
小樽から余市方面に向かう国道5号線の途中、蘭島手前の忍路トンネンルの直前に、右折して緩やかに登る道があるのですが、ここが忍路(オショロ)の町への入り口です。
この周囲は、素晴らしい海岸沿いの景色が見渡せるのですが、この道を真っすぐ奥へと進んでいくと、ぽっかりと、小さな湾が開けます。
静かでとても素敵なこの湾が、忍路湾。
ちょっと前置きが長くなりましたが、今回は、この忍路湾に出て、左手の突き当たりに建つこの建物についてです。
「北海道大学忍路臨海実験所」
この忍路臨海実験所は、明治41年(1908年)北大水産学部の前身・東北帝国大学農科大学水産学科の付属臨海実験所として設立されたもので、東京大学の三崎臨海実験所(明治19年設立)に次いで建てられた、全国2番目の臨海実験所だそうです。
大正13年(1924年)に改修されて、現在の本館になっているそうですよ。
平成13年(2001年)4月に、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターが設立され、忍路臨海実験所は、水圏ステーションの施設として再編され、現在に至っているとのことです。
(忍路験潮場)
忍路湾内はその地形から、強風の際にも波浪を生じない環境とのことで、実験に適しいるそうです。
北大の研究者や他大学の研究者の訪問も多く、様々な調査研究の場として利用されているそうで、2階は宿泊施設となっているので、泊まり込みで実験研究が出来るんですね。
実はこの日も、学生らしき若者達と先生らしき方々が、目の前の海辺で何やら談笑してましたよ。
研究の場として、歴史を感じさせつつも、何だか可愛い建物で、泊まってみたいですね(*^-^)
参考:「忍路臨海実験所 - 北海道大学」のサイト
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コメント
こんばんは。うれしや~ココ好きなのです。バランスのいい建物ですよね。センスいいなぁ。忍路湾とこの建物の配置もいい感じですよね。ずっとこのままあってほしいなぁ。
投稿: ままお | 2012年8月29日 (水) 20時54分
ままおさん、こんばんは。
ここは、本当に忍路湾の風景に、とてもいい感じにとけ込んでますよね。
いつも目に留まっていたのですが、初めてちゃんと見てきました。
本当に、ず〜っとこのままであってほしいですね。
投稿: 小梅太郎 | 2012年8月30日 (木) 21時59分