旧塚本商店
色内大通りは、さすが、かつての小樽の繁栄を支えた通りですね。
今も歴史的建造物がとても多いです。
この建物も、中央通りを運河方面に進み、色内大通りとの交差点を右折すると建ち並ぶ歴史的建造物の一つです。
「旧塚本商店」
大正9年(1920年)建築の木造2階建。
木骨鉄網コンクリート造2階建、という説明も目にします。
外壁全体に厚いモルタルが塗られているようですね。
小樽市指定歴史的建造物に指定されています。
いつもの案内板の内容ですが、小樽市ホームページがより詳しい内容なので、そちらを引用させてもらいます。
『本建物は、近江(滋賀県)出身の呉服太物商の店舗として建てられました。
小樽では、明治37年5月8日の大火で市街地を焼き尽くしたことから、防火構造の建物が普及しました。
本建物も防火のために、外壁をコンクリートで塗り固め、出入口や窓を防火戸で覆う工夫を施し、幾多の災いをしのいできました。昭和63年には、暖簾を張るなど優れた建物の再活用によって、第1回小樽市都市景観賞に選ばれました。 』
とにかく、この黒塗りの外壁は目を引きますね。
旧塚本商事の店舗といういことですが、その後、「(株)丸市 後藤商店」となり、ちょっと前までは、正面に立派な「後藤商店」の看板があったんです。
その頃の写真がこちらです。
(上の2つの写真は2011年6月3日撮影です)
今は看板が取り払われてますね。
年度詳細は分からなかったのですが、上の引用文にもある、第1回小樽市都市景観賞も、その「(株)丸市 後藤商店」の時に受賞しているようです。
その後、輸入インテリアの店舗が入っていたようですが、今は空き店舗になっていて、テナント募集の案内がありました。
そこには“建物改修工事:平成24年7月頃完成予定”の表示が。
ん? ということは、もうすぐ改修工事が終わるのかな?
素敵な店舗が入るといいですね。
ちなみに、この呉服を扱っていた塚本商店の横には、洋物の卸問屋の梅屋商店が並び、対抗関係だったらしいですよ。
(今も梅屋商店の建物は残ってます)
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