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2012年6月 6日 (水)

もがみ公園と小さな滝〜ここはかつての二楽園

天狗山に真っすぐ続く、長くて急な坂道があります。

この坂の名前は「千秋通りの坂」(せんしゅうどおりのさか)というのですが、その坂を上って行くと、右に最上小学校があり、更に上って行くと左に公園があります。ここが、

もがみ公園

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(写真は全て5月末撮影です)

Blogdsc06391

ほんとに天狗山のすぐ手前になります。

ちなみに「千秋通りの坂」については、以前の記事をどうぞ。
→『天狗山に続く「千秋通りの坂」

場所が場所だけに、そうそう人が集まる公園ではないようですね。

Blogdsc06390

ただ、綺麗に整備されています。
公園は段になっていて、下に目を向けると、こちらも綺麗に整備されていて、

Blogdsc06383

ちょっと前まではチューリップが咲いてましたよ。

Blogdsc06381

遊具なんかも設置されています。

Blogdsc06394


さて、実は以前、コメントでこの公園の奥にある小さな滝について、リクエストをいただいていたんです。

それが、こちらです。

Blogdsc06385

こじんまりとしてますが、綺麗ですね。

上の写真の公園入り口から真っすぐ奥に進むとあるんです。
坂道からは見えないので、公園の奥にこんな可愛い滝があるとは気がつきませんでした。

Blogdsc06386

そして、この公園がかつて二楽園と呼ばれていたということも、そのコメントで教えていただいたのですが、ちょっと調べてみました。

この公園は、元々はこの付近一帯の大地主さんが個人的に造った公園とのことです。
で、この公園のすぐ上には神社があって、その神社で楽しみ、そしてこの公園で楽しむという、2つの楽しみがあるということで「二楽園」と称したそうです。

その後、昭和33年に小樽市に寄付され、この一帯の最上町民の希望により、最上公園と改称したそうです。
(ひらがなで「もがみ公園」と表記されることが多いようです)

その昭和33年にかなり改修されたそうですよ。
滝については、いつからあるのかは分かりませんでしたが、その頃には既にあったようで、天狗山から湧出する水が流れているとのことです。

さらに、その滝の右から上ったところに、句碑があります。

Blogdsc06387

書かれているのは、比良暮雪の俳句とのことですが、そちらは疎くてよく分からないので詳細はご勘弁です。
昭和34年に建てられてます。

公園にもちゃんと歴史があって、なかなか面白いですね。

※参考:緑・最上両町史(続編)


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小樽の公園」カテゴリの記事

コメント

いやぁ~、実は前回の記事の時には、小樽にいたんですよね。(11泊の終わり頃…その時は、このブログを知りませんでした。)

この通りは、天狗山から歩いて下りましたが、海に続く坂道が最後の紅葉できれいでした。
「もがみ公園」で休憩しましたが、何やら普通の公園(市が作ったとか)とは違う印象をもったのを覚えていますね。今回、由来が分かり、なるほどと思いました。(滝には気付きませんでした。)
ありがとうございました。(いやぁ~、勉強になるなぁ~笑。)
「小樽検定」があると、高得点が取れるかな?

投稿: John1940 | 2012年6月 6日 (水) 23時18分

感謝します。小樽離れ数十年後に二楽園の名前の由来が分かるとは(^O^)最上公園とは誰も言ってませんでした(笑)松中時代彼女との帰り道に寄り、あの滝?の前で話し込んだもんです。懐かしい!本当に懐かしい!滝の横の小さな上り坂も登りましたか?良く工業高校の人達が一服?しに来る秘密の場所でした(笑)

投稿: Tokyo1975 | 2012年6月 7日 (木) 21時00分

John1940さん、こんばんは。
そうでしたか、この坂の記事の時にいらしたんですね。11泊されたと言ってましたものね。
この時期のこの坂は、通りの両側の紅葉が綺麗ですよね。
今回「もがみ公園」について調べていて、滝も二楽園という名も初めて知り、私も勉強になりました
「おたる案内人」という検定がありますよ(*^-^)


Tokyo1975さん、こんばんは。
記事を読んでいただいて、よかったです
実際に行ってきて、小さな滝も見てきて、二楽園についても調べることができました。
私の周りは最上公園と言ってましたが、二楽園の方が一般的だったんですね。
滝の横の小さな上り坂は分かりませんでした。また今度行ってきます

投稿: 小梅太郎 | 2012年6月 8日 (金) 01時10分

近くの学校に通学してましたが知りませでした。
こんないい公園があったんですね

穴場中の穴場ですね。。

投稿: BRAVIA | 2012年6月20日 (水) 19時26分

BRAVIAさん、こんばんは。
綺麗に整備された公園なんですよね。
確かに場所的に、目立った公園ではないですよね。
なかなか、ここまでくるのが大変です

投稿: 小梅太郎 | 2012年6月20日 (水) 22時55分

再び足跡(笑)帰省中立ち寄り。ここや最上小を撮影しながら思いました。「きっと緑小のまま転校がなければ"二楽園"と言う名称も知らなかったんだろうなあ」と。推測ではなく正しいと思うんです。転校早々「二楽園行こうぜ!!」と誘ってくれた同級生達。幾人かは既に永遠の旅立ちへ。小さな滝の前で皆の笑い声が聞こえて来そうでしたよ。次回は怠けず必ず歩いて来るぞぉー!と誓いました(笑)

投稿: T75 | 2014年7月22日 (火) 21時24分

T75さん、こんばんは。
ここ周辺の子供たちにとっては、
ここは二楽園で通ってたんですね。
二楽園に誘ってくれた友達との思い出が、
変わらず残る小さな滝とともに蘇りますね(*^-^)

投稿: 小梅太郎 | 2014年7月24日 (木) 00時58分

多分転校初日先ずT75にニックネームつけ放課後早速連れて行った記憶。でもこんなに思いれがあった何て。このコメカキコしてる瞬間は私達の事思い出してくれてたはず。感無量です。そしてこんなに詳しく公園の歴史調べて下さった11年前の小梅さんに大感謝致します。道営、市営住宅直ぐ側で子供も沢山居たのに何故かいつも閉散としていたイメージです。二楽園教えてやる!! 小3の一学期初日から彼は我らが仲間に。後々リーダー格になる男とは知る由もなく(笑)

投稿: 夢の彼方へ | 2023年4月30日 (日) 18時17分

夢の彼方へさん、こんばんは。
やはり75さんを転校早々二楽園へ誘ったお友達は、夢の彼方へさんたちでしたか!
私も二楽園の名称を聞いてから、なんだかとても気になって調べてみたんです。
そうやって調べたことを書き残すことも、このブログの役割かな〜って思わせてくれたきっかけだったかもしれません。
その後二楽園は、私もすっかりお気に入りスポットとなり、紅葉の時期などにもよく訪れています。
確かに、いつも閑散としてますね(^^;;

投稿: 小梅太郎 | 2023年5月 1日 (月) 02時10分

今から50年前迄は良く遊んでた公園です。冬は天狗山からのスキー帰りに板をはいたまま自宅まで坂を滑り降りたものでした。夏には二楽園の池周りにはセリ、クレソン等が咲いていたのを思い出します。上段から一楽園、二楽園、三楽園と勝手に命名して遊んでました。懐かしいですね。

投稿: 小樽を出た旅人 | 2024年3月17日 (日) 14時39分

小樽を出た旅人さん、こんにちは。
ここでよく遊ばれていたんですね。
確かに、昔は天狗山でのスキーの帰りは、家までそのままスキーで滑って帰ったという思い出のある方は多いですよね!
二楽園の池の周りにはセリやクレソン等も咲いていたのですね。
あっ、上段から一楽園、二楽園、三楽園と読んでいたという話は聞いたことがあります。
この公園で遊んでいた子供たちの、お決まりの呼び方だったのでしょうね。
懐かしんでもらえてよかったです!!

投稿: 小梅太郎 | 2024年3月18日 (月) 11時24分

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