旧第四十七銀行小樽支店(北海道紙商事)
※当記事の建物情報に変更があって古くなっているため、改めて紹介記事を書いてます。当建物については、こちらの記事を参照願います(追記 2019.9.23)。
→小樽市指定歴史的建造物の旧第四十七銀行小樽支店(旧北海道紙商事)
色内大通りに建つ歴史的建造物についてです。
小樽駅前の中央通りを運河方面に進み、色内大通りとの交差点を右折すると、すぐに建っているのが、
「旧第四十七銀行小樽支店」
昭和初期の建築ということで、詳細年は分からないようですね。
木造2階建で、小樽市指定歴史的建造物に指定されています。
コンパクトで、カッチリとしていますが、見方によっては可愛い建物ですよね(*^-^)
この建物もまた、かつての“北のウォール街”の一角を成していたわけですね。
現在、看板が掲げられているのが「北海道紙商事」。
事務所として使われているとのことでしたが、シャッターが閉まっていて、この会社については申し訳ないですが、よく分かりませんでした。
いつもの案内板の内容ですが、ほぼ同内容の小樽市ホームページより引用させてもらいます。
『この建物は、色内大通りに面する銀行建築のひとつです。
2階建の小規模な行舎ですが、建築当初は、内部を吹き抜けとし、周囲に回廊が設けられていました。
正面に4本の大オーダー(円柱)を立て、壁面をタイル張りとする昭和初期の典型的な銀行スタイルで、創建時の姿をよく残しています。』
タイル張りがまた、昭和初期の雰囲気を醸し出してるんですね。
この第四十七銀行は富山県に本店を置く銀行だったそうで、小樽には他にも富山県に本拠を置く十二銀行、中越銀行といった銀行の支店があったとのこと。
ん?中越銀行と言えば、メルヘン交差点にある「銀の鐘1号館」の建物が「旧中越銀行小樽支店」ですね。
北前船等の時代の、商人の出入りに関係するのでしょうか、富山県との縁が深いですね。
ちなみに、第四十七銀行は昭和15年(14年という記述もあり)に十二銀行に合併。
その十二銀行と中越銀行は昭和18年(1943年)にその他の2行と合併し、北陸銀行が設立されたそうです。
なるほど、それで小樽では北陸銀行がよく使われてるんですね。
今も、小樽支店と奥沢出張所がありますからね。納得です。
第15回小樽市都市景観奨励賞(2003年)を受賞してます。
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