小樽の老舗の地酒専門店「田中酒造 本店」の建物は小樽市指定歴史的建造物
現在、数回にわたり、色内大通りの様子を紹介していますが、今回は前回の記事に出てきました、色内大通りにあるこのお店、というか建物についてです。
「田中酒造店」
ちなみに、臨港線沿いに建つ「田中酒造 亀甲蔵」に対して、こちらが「田中酒造 本店」となります。
ここの建物は昭和2年(1927年)建築の木造2階建で、小樽市指定歴史的建造物に指定されています。
場所は、色内大通りと、運河沿いの臨港線から続く道道820号小樽港稲穂線との交差点から、色内大通りの手宮側に入ってすぐです。
ここ小樽の地酒専門店「田中酒造」の創業は明治32年。歴史がありますね。
北海道産米100%と小樽の伏流水を使用しているとのことで、代表的な銘柄として「宝川」があります。
いつもの案内板で、その内容を紹介させてもらいます。
『田中酒造店(店主田中市太郎)の店舗として昭和2年(1927年)に建てられ、以来、今日まで営業を続けています。
かつての酒造店の店構えを残した数少ない建築で、正面の軒下は、腕木(うでき)を手前に迫り出す「せがい造り」になっています。
大正、昭和初期にかけて、この形の屋根が小樽の木造商店に多く見られました。
昭和初期の和風店舗が商品の販売、展示をかねながら修復、活用された良い例といえます。 』
平成元年には小樽市都市景観賞を受賞しています。
元々が田中酒造店として建てられたもので、それが今もなお活用されて営業を続けている、というのが素晴らしいですよね。
今回は建物についてのみの紹介です。
本当は、お酒についても紹介出来ればよかったのですが、手元に無いもので(笑)
日本酒そのものについては、実際に飲んだときにまた紹介しますね。
それに、この田中酒造店は、色々とイベントも開催されているんですよね。
先日までは「梅酒祭り」をやってましたし、「どぶろく祭り」なんてのも開催しているようですよ。
そういうのも、機会があったら見に行って紹介できればと思っています。
田中酒造は、臨港線沿いには「田中酒造 亀甲蔵」があります。
そちらでは「酒の製造場(蔵)」見学ができるそうです(まだ行ったことがありません)。
こちらも小樽市指定歴史的建造物に指定されているので、そのうちに。
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コメント
何度もすんまへん(笑)。
実は、女将さんに、小梅太郎さんのことを少し話したんですよ。
確かに、このブログは“私設・市の観光課”ですよね。私も微力ながらお手伝い出来たら嬉しいです。
投稿: John1940 | 2012年5月14日 (月) 23時08分
John1940さん、こんばんは。
)
全然かまいませんよ(*^-^)
ただ、恥ずかしくて自分から名乗ることはないと思いますが
私自身がもっと小樽の魅力を再発見したいので、これからも“私設・市の観光課”で行きたいと思います。
これからも是非、違った視点からの、ご意見・ご要望をお願いいたします。
(って、やっぱり観光課みたい
投稿: 小梅太郎 | 2012年5月15日 (火) 21時35分