旧遠藤又兵衛邸の一般公開
小樽市指定歴史的建造物のこの建物が一般公開されているということで、行ってきました。
「旧遠藤又兵衛邸」
場所は富岡町です。小樽警察署をちょっと上ると、その歴史を感じさせる、塀と門が見えてきます。
(写真の先に小樽警察署があります)
現在は立正佼成会小樽教会の所有となっていて、毎年この時期に一般公開してくれています。
今年(2012年)は5月20日(日)〜5月27日(日)の期間で、午前10時(23日のみ午後1時)〜午後3時の公開となっていて、入場は無料です。
建物についてちょっと触れておきますと、この建物は、秋田出身で、海産物卸商で巨万の富を築いた、遠藤又兵衛の邸宅として建てられたものです。
その財力を使い、材木は本州から取り寄せ、釘はいっさい使わず、3年の歳月をかけて建てられたという、和洋折衷の豪邸です。
「小樽御殿」とも呼ばれたらしいですよ。
玄関横に張り出している、白塗りの洋風の外壁が特徴的で、
それに続く和風の作りも素敵ですね。
門や塀、屋根などはとても重厚で立派な鬼瓦が飾られてます。
こちらの瓦は鷹ですかね。
さて、邸内ですが、ちなみに中に入るのは今回が初めてです。
建物内には鬼瓦などの保存資料の展示がされてました。
建物に入ってすぐ右側は洋室の応接室です。
先ほどの白塗りの外壁部分の部屋ですね。
建物の裏手側には廊下があり、
奥に和室が続いてます。
庭に面しても廊下になってます。
この先が、さっきの洋室ですね。
建物の向かって左側は、ちょっとした展示室として使ってました。
現在の建物は、かつての邸宅の正面部分のみだそうで、裏手にあった広間や蔵の部分は既に取り壊されています。
(こちらが現在の建物の裏手です)
それでも、この正面部分を見るだけでも、豪邸だった頃の素晴らしさを垣間見ることができますね。
以前も建物の紹介をしたことのあるので、よかったらそちらの記事もどうぞ。
→「旧遠藤又兵衛邸」
平成7年に小樽市第8回都市景観賞を受賞しています。
(参考:一般公開時に配布の資料)
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コメント
この邸の前も何度か通りましたよ。案内板を見て、「後藤又兵衛」じゃないよなぁと思ってました(笑)。
昔の大金持ちは、落ち着いた趣味をしてますね。(キンキラキンではない。)
やはり、和洋折衷が憧れだったんですかねぇ~。でも、広過ぎて掃除が大変そうです。(お手伝いさんがたくさんおったやろうから、大丈夫やちゅうねん。)(笑)。…大阪弁で失礼しました!
投稿: John1940 | 2012年5月24日 (木) 00時44分
こんにちは。
警察署の上の方にこんな建物があったんですね。
あまり意識したことがありませんでした。
それにしても豪邸ですね。
小樽には大金持ちっていたんですねー。
一体どんな暮らしをしていたんでしょうか。
投稿: はは | 2012年5月24日 (木) 17時09分
John1940さん、こんばんは。
こちらは武将ではなく、商人でした(笑)
渋い作り、和洋折衷。こいいう建物が当時のお金持ちに流行ってたんですかね(^-^;
当時の間取り図も見たのですが、“なまら”広かったです。…北海道弁使ってみました(笑)
ははさん、こんばんは。
普段は門の扉も閉まっていて、塀が続いているのですが、何気に通りに馴染んでいて、私も以前はあまり気にしてなかったんです。
門をくぐると豪邸でした。
現存するのは、正面部分の一部ですが、全貌は凄かったでしょうね。
投稿: 小梅太郎 | 2012年5月24日 (木) 23時43分
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: 履歴書の資格 | 2012年5月30日 (水) 11時02分
履歴書の資格さん
ありがとうございます。
また、覗きに来てください。
投稿: 小梅太郎 | 2012年5月30日 (水) 20時39分