入船陸橋
入船通り沿いの紹介を続けてます。
入船通りを海方面に下って行く途中に、JRの陸橋が頭上を走ってます。
「入船陸橋」です。
この陸橋なんですが、橋脚を見ると、何とも古そうなレンガでできていて、ちょっと気になります。
入船陸橋という呼び方が正式なものかどうかは分からないですが、この陸橋は、明治13年(1880年)、手宮からの幌内鉄道が開通した当初からあったもので、最初は丸太を組み上げた木製だったとのことです。
昔はこのあたりには入船川が流れていて、川沿いの低地が幅の広い谷になっていたので、陸橋が架けられたそうですよ。
そして、5年後の明治18年(1885年)に鉄橋に架け替えられたとのことです。
で、橋脚のレンガについてですが、小樽市のホームページ内に記述があったので、引用させてもらいます。
『(前略)〜現在の海側にある橋脚は、明治43年5月に手宮線が複線化された時に改築されたものです。山側の橋脚は、明治38年に現在の小樽駅と南小樽駅間の線路が開通したときに新たに造られたものです。どちらの橋脚も、その古びたれんがに時代を感じさせられます。 〜(後略)』
(陸橋の上を走る電車)
ということで、今も現役でこの橋を、そして列車を支えているというのは、すごいですね。
この入船通りから外れて、陸橋沿いに南樽(なんたる)駅(←地元のほとんどの方は、南小樽駅をこう呼びます)方面に歩いて行くと、もうしばらく鉄橋とレンガの橋脚が続いています。
次の道路も高架になってますね。
レンガが古めかしいのも相まって、何とも時代を感じさせる風景ですね。
ちなみに、幌内鉄道開業の直前に記念写真として撮影された、ここ入船陸橋を渡る弁慶号の写真がとても有名で、あちこちで紹介されていますね。
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コメント
何とも思わずにくぐっていた陸橋ですが、こんなに歴史が古いんですね。
あの古い煉瓦は今でもはっきり憶えています。
あの陸橋とお稲荷さん。
印象に残る風景ですね。
投稿: はは | 2011年12月16日 (金) 21時08分
ははさん、こんばんは。
私もこの陸橋は以前から何気にくぐっていたのですが、このレンガがそんな昔からのものだったとは、古くてちょっとビックリしています。
そうなんですよね。この風景、お稲荷さんと相まって、とても印象深いですね。
投稿: 小梅太郎 | 2011年12月17日 (土) 20時34分