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2011年11月18日 (金)

旧日本郵船(株)小樽支店《2階》

さてさて、間があきましたが続いています、国指定重要文化財の

「旧日本郵船(株)小樽支店」です。

前回は1階の様子を紹介しましたので、今回は2階です。

階段は、支店長室(受付)の奥にあるのですが、肝心の階段を下から見た写真を撮り忘れました(^-^;

で、すいませんが、上から見たところです。

Blogdsc01544

階段の上を見上げると、天井も素敵ですね。

Blogdsc01543

2階に上がって正面の部屋が、貴賓室です。

Blogdsc01545

完全復元になっているそうです。

パンフレットの言葉を借りるなら、“贅を尽くした華麗な空間”ですね。

こちらはセントラルヒーティングによる暖房器具でしょうかね。

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写真では分かりにくいのですが、装飾模様が刻まれているんですよ。凄いですね。
ちなみに暖房は、地下にボイラー室を設けた蒸気暖房だったそうです。

その隣は広い会議室です。

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外の案内板にこんな記載がありました。

『建築後間もなく、日露戦争の講和条約による樺太の国境画定会議が、この建物の2階会議室で行われ、隣の貴賓室で祝杯が交わされたということです。』

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この頃の小樽は歴史的にも重要な役割を果たしていたのでしょうね。

その隣はつきあたりで食堂だった部屋ですが、現在は「国境画定会議資料室」という資料展示コーナーになってます。

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国境碑(模型)、国境碑拓本のほか、画定会議や現地における作業などに関する写真や資料を展示しています。

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(模型の国境碑)

で、その対面が書籍室だった部屋。

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この書籍室の横には立ち入り禁止の階段があります。

Blogdsc01555

下も立ち入り禁止になってました。
ただ、上はどこに行くのかな?屋上?

さて、食堂と書籍室が南側のつきあたりなので、もとの階段のほうに戻ると、階段の横にもう一つ、第二応接室があります。

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現在ここは、「修復資料室」という資料展示コーナーになっていて、漆喰剥離状況、擬石作成過程など、修復工事において得られた貴重な資料を展示しています。

ここの案内板によると、前もって、様々な調査や実験を重ねて、昭和59年10月、保存修理工事に着手して、工事期間33ヶ月を経て、昭和62年6月、完了したそうです。
工事は、可能な限り竣工当初の姿に復元することを目的としたそうです。

これだけのものですから、相当大変だったでしょうね。

実は、2階は廊下があり、天井部分が凄く綺麗なんです。

Blogdsc01558

ただ、廊下自体も素敵なのにまたも撮りわすれていました(^-^;


ということで、2階部分はこれで終わりです。

ここは、本当に、当時の繁栄ぶりや雰囲気を強く感じさせてくれる建物ですね。


あと、1階の渡り廊下の先の瓦葺附属舎がありますが、写真が揃っていれば、紹介したいと思っています。


今回の一連の関連記事はこちら。
旧日本郵船(株)小樽支店《建物等の基本情報》
旧日本郵船(株)小樽支店《1階》


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コメント

こんばんは。
綺麗な写真と丁寧な説明、有難うございました。
本当に贅を尽くした建物ですね。
昔の小樽の繁栄ぶりがうかがえます。
せっかくの宝をいっぱい持っているのですから、他の建物もしっかり保存してもらいたいですね。

投稿: はは | 2011年11月18日 (金) 22時23分

ははさん、こんばんは。
とんでもないです。私自身も記録のためにと書き留めていますので。
本当に小樽って栄えてたんだな~、としみじみ思ってしまいます。
そうですね、私たちは見るだけで、実際は大変でしょうが、当時の様々な建物は、出来れば大切に保存・活用してもらいたいですね。

投稿: 小梅太郎 | 2011年11月19日 (土) 21時24分

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