旧日本郵船(株)小樽支店《1階》
前回に続きまして、国指定重要文化財でもある、
「旧日本郵船(株)小樽支店」についてです。
今回は、建物の中を写真を中心に紹介したいと思います。
まずは表玄関から、
中に入ってすぐは客溜りというスペースで、長いカウンターがあります。
カウンターの内側の広いスペースが営業室です。
ここで、見学のためにスリッパに履き替えて中に入ります。
入ってすぐですが、既に柱とかブラケットライトが素敵ですね。
全面的な修復工事がなされているわけですが、かなり細部にわたって復元されているそうですよ。
中に入る前のここの角には、応接室があります。
(室内の写真はちょっと逆光ですね)
受付になっているのは、支店長室でした。
で、改めて広い営業室を見ますと、
木製の内装と照明の灯りのコントラストが綺麗なのと、何だか歴史を感じさせます。
把手ひとつ見ても、何だか格調高く見えてしまいますね。
天井も力強く印象的です。格天井(ごうてんじょう)というそうです。
館内には何カ所か、資料展示コーナーがあるのですが、1階の広い営業室の一角には、「海運資料コーナー」と称して、「小樽の歩みと日本郵船」をテーマに、明治・大正期の海運を中心とした小樽の発展経過と日本郵船に関する資料を展示しています。
欧州航路就航の貨客船、白山丸の模型が展示されていますよ。
その奥にあるのは、金庫室でした。
さて、受付となっている支店長室の奥に進むと、北面の貴賓用横玄関があり、
更にその奥には、2階へ続く階段と、1階部分は瓦葺附属舎につながる渡り廊下が続いてます。
いや〜、1階部分だけで、かなり長くなってしまいました。
すいませんが、廊下の先の瓦葺附属舎と2階部分は、次回以降ということでご勘弁を。
それにしても、本当に立派で、歴史を感じさせてくれる建物ですね。
前回の記事はこちら。
→旧日本郵船(株)小樽支店《建物等の基本情報》
ランキングに参加しています。
にほんブログ村
クリックするとランキングに反映されます。
ポチッと応援よろしくお願いします m(_ _)m
スポンサーリンク
| 固定リンク
「 歴史的建造物 事務所」カテゴリの記事
- 国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店が保存修理工事のため2018年11月4日(日)から長期休館になります(2018.10.27)
- 旧北海雑穀株式会社(現 彩や)(2014.04.09)
- 人気のソフトクリーム屋「小樽ミルク・プラント」の建物は小樽市指定歴史的建造物〜ちなみに今年の営業は11月3日まで(2016.10.25)
- 小樽市指定歴史的建造物の旧荒田商会と旧高橋倉庫について〜もうすぐニトリの美術館 小樽芸術村として生まれ変わります(2016.06.10)
- 小樽市指定歴史的建造物の旧小樽商工会議所〜イベントで建物内にも入ることができました(2015.11.06)
コメント
素晴らしい建物ですね。
どこがどんな風になっていたのか、余り憶えていませんが、最後の階段だけは憶えています。
階段を上がった廊下に、鳥やキツネやオオカミの剥製が飾られていて、おどろおどろしい雰囲気が漂っていました。
あのかび臭くて暗い雰囲気が大好きでした。
2階編、楽しみにしています。
投稿: はは | 2011年11月16日 (水) 21時32分
ははさん、こんばんは。
何だか、とても立派で素晴らしかったです。
博物館の時であれば、きっと今と全然違いますよね。
本当に、かなり忠実に再現されているそうなので、当時の雰囲気がそのままのようです。
おどろおどろしい雰囲気も見たかったですが(笑)
投稿: 小梅太郎 | 2011年11月17日 (木) 00時30分