小樽市総合博物館/第6回《SL大勝号 他》
重要文化財の旧手宮鉄道施設についての記事が長くなり過ぎて、紹介しきれなかった分の補足です。
といっても、重要文化財については前回の紹介で一通り済んでいます。
今回紹介するのは、気がついた方もいるかもしれませんが、前回の機関車庫3号内に見える機関車についてです。
左に見える蒸気機関車が、現存する国産最古のSLです。
「大勝号」
1895年(明治28年)に北海道炭礦(たんこう)鉄道の手宮工場で製造された、日本製としては国内2番目に誕生した蒸気機関車とのことで、現在見ることのできる国内最古の国産蒸気機関車だそうですよ。
手宮工場で製造されたということで、改めてこの辺りの歴史を感じますね。
ちなみに、形式は7150形蒸気機関車。
アメリカ製の「義経号」や「しづか号」(7100形と言うそうです)を手本にして、日本人の技術で製造されたとのことです。
そして、もう一両、機関車庫3号内に見えるのが、「キハ03 1」。
といっても、鉄道は詳しくない私には、残念ながらよく分からないのですが、準鉄道記念物に指定されていて、貴重なことだけは間違いないですね(汗)
その他にも、写真を撮り忘れましたが、珍しい除雪用の車両なんかも見ることが出来ます。
(左横に写っているのですね)
さて、上に準鉄道記念物という言葉が出てきましたが、これ以降はちょっと自分のためのメモとして記録しておきます。
まず、鉄道記念物という、日本の鉄道に関して、歴史的・文化的に重要な事物を指定して後世へ残していくための制度があるんですね。
加えて、その次にややローカル色が強いのが特徴なものの、歴史的文化価値の高い、準鉄道記念物という指定制度もあるとのことです。
ということで、小樽市総合博物館でそれらに指定されている車両等をまとめておきます。
【鉄道記念物】
・旧手宮機関庫(重要文化財にも指定)
・しづか号機関車
・い1号客車
・大勝号機関車
【準鉄道記念物】
・キ601号回転雪かき車
・キ800号かき寄せ雪かき車
・北海道鉄道開通起点標
・キハ03 1号気動車
・キハ82 1号気動車
・ED75 501号電気機関車
その他にも、小樽駅本屋が準鉄道記念物に指定されているそうです。知らなかった…
以上の内容は、行った後に調べて知ったので、それぞれの写真をきちんと撮ってくればよかったと、反省しています。
また、機会があったらですね。
こうやって見ても、小樽の歴史にいかに鉄道が深く関わっていたのかが伺えますね。
実は、もうちょっと博物館関係の話があるのですが、季節柄の話題がちょっとあるので、博物館関係はこれで一旦終了にします。
小樽も秋で、紅葉も綺麗になってきましたからね(*^-^)
【関連記事】
・小樽市総合博物館/第1回《そもそも小樽の博物館について》
・小樽市総合博物館/第2回《入場料等の基本情報》
・小樽市総合博物館/第3回《館内の施設について》
・小樽市総合博物館/第4回《屋外の施設について》
・小樽市総合博物館/第5回《重要文化財の旧手宮鉄道施設》
・小樽市総合博物館/第6回《SL大勝号 他》
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コメント
はじめまして。
冬の間は、こっちでお邪魔しちゃおう。畑のほうももちろん応援しますよ。
鉄道、ワクワクしますね。これでもガキの頃はSLファン。誰でも子供の時はそうかな。
投稿: 畑の管理人 | 2011年10月15日 (土) 08時37分
畑の管理人さん、こんにちは。
こちらにもご訪問ありがとうございます。
こちらでは、小樽のことを色々と紹介していて、今回は鉄道関連でした。
SLは何だかテンション上がりますよね(笑)
ミニ畑が休みの間は、是非、こちらを覗きにきてください。
投稿: 小梅太郎 | 2011年10月15日 (土) 12時40分