手宮の十間坂
前回の手宮市場の紹介でもちょっと触れましたが、手宮地区は小樽でも古くから栄えた地区で、結構色々と面白いんですよね。
個人的にはなかなか出向く機会のなかった、主に手宮市場周辺ですが、先日ちょっとまわってきたので、前回の手宮市場に続いての「手宮編」ということで。
今回は、その手宮市場の横の通りから続く急な坂道、
「十間坂」(じゅっけんざか)
についてです。
まず、手宮市場の入り口が面している通りを手宮仲通といいます。
そして、その手宮仲通と交差して、市場と平行している通りを、十間通りとか十間広場というそうで、「おたるいか電祭り」(今年で最後でした)が開催されていた場所ですね。
そこに続く急な坂道が、今回の十間坂です。
(写真手前が十間通りで、その先の坂が十間坂)
坂の入り口には、時計のついた高い塔が建ち、先端部には風見鶏が見えます。
さてさて、さすがに案内がある訳ではないので、ここは、広報おたるに連載された「おたる坂まち散歩」のHTML版が、小樽市のホームページ内にありましたので、その内容を参考にさせてもらいました。
(以下、小樽市のホームページ内 広報おたる連載「おたる坂まち散歩」参考)
まず名前の由来は、道幅が尺貫法の十間(約18メートル)あることから、その名が付けられたそうです。
道幅が広いのは、明治のころ、手宮地域では頻繁に火災が起きたため、延焼を防ぐ防火帯として幅を広くしたそうです。
坂の入り口の塔は、防火帯の名残なのか、火の見やぐらだそうですよ。
それにしても、結構無造作に広く、かなり急ですよね。
坂を登っていくと、急に狭い道になるのですが、この先のというか、この辺りは荒巻山と言うそうです。初めて知りました。
(舗装道路の先は、道は狭く石段になってました)
で、この先は荒巻山を越えて、色内へ出られるそうなのですが、今回は行きませんでした。
(石段も登った先から)
坂の上から振り返ると、今登ってきた坂と、それに続く通りが見えます。
この先の通りの周辺は、その昔は大繁華街だったそうですよ。
(上の写真より、ちょっと下りてきた所から)
手宮〜札幌間に北海道初で国内3番目の鉄道が開通したのが、明治13年(1880年)ですから、明治の頃は鉄道や港と共にもの凄い賑わいだったのでしょうね。
以上、小樽市のホームページを参考させてもらってますが、気になる方は直接、小樽市のホームページを見てください。
それにしても、この坂、冬の間はかなり大変そうですね。
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コメント
こんばんは。
私は坂道が好きです。
上り途中や、上りつめた後に振り返って見る景色が好きなんです。
「小樽の坂」のカテゴリーをまとめて拝見しました。
満足しています(笑)
横浜も坂道が多いのですが、高い建物が増えて
海を望む景色が減ってしまいました。
広くて綺麗な海・・・小樽の坂道散歩が羨ましく思えます。
投稿: えぷろん | 2011年9月 9日 (金) 22時32分
えぷろんさん、こんにちは。
えぷろんさんのブログでも、坂道の紹介をしてましたね。
横浜の坂道も良さそうですね〜
良いですよね、坂道を上って、振り返った時の風景。
ただ、最近は、坂を上るのに息が上がって(笑)
小樽は小さい街で、高い建物もあまりないので、あちこちから海が望めます。
投稿: 小梅太郎 | 2011年9月10日 (土) 11時53分