恵美須神社
今回も祝津編です。
祝津に入って、道道454号小樽海岸公園線を進むと、先日紹介しました「茨木家中出張番屋」のすぐ隣に鳥居がたっています。
これは、「恵美須神社」の鳥居です。
ただ、道路からはその神社を見ることは出来ません。
神社は、この鳥居をくぐった先の小高い丘の上に建っていて、実は私も今回初めて行きました、
恵美須神社の本殿が小樽市指定歴史的建造物に指定されていて、鳥居の手前には、いつもの案内板があります。
先にこの内容について、ほぼ同内容の小樽市ホームページより引用させてもらいます。
『祝津海岸の段丘上にあり、本殿は覆堂に収められています。
本殿の棟札に文久3年の建立とあります。
妻飾りに笈形付き太瓶束を設けるなど、この時期北海道で建築された一間社流造り神社本殿に共通する特色を持っています。
なお、拝殿、幣殿、覆堂は昭和3年から5年にかけて建築されたものです。
境内には、小樽市の保存樹木に指定されているクワとイチイとがあります。』
(小樽市ホームページより引用)
とのことです。
本殿が文久3年(1863年)建立とのことですから、古いですね。
さてさて、どんな神社なのか楽しみです。
早速、鳥居をくぐると、いきなり草を踏みつぶしただけの坂道の参道になっています。
この坂道を上って行くと、景色が開けると、祝津の漁港が目の前に広がります。
そして、登りきったところに、もう一つ鳥居があり、
その先に、恵美須神社がその姿を見せます。
正面に見えるのは拝殿ですね。
ちなみに、本殿はこの後方にあるのですが、説明にもあった通り、本殿は覆堂(おおいどう)に収められているということなので、そのものは見ることが出来ません。
ただ、建物自体、何とも歴史を感じさせますよね。
その横で厳かに佇んでいるのが、保存樹木のクワですね。
この説明看板によると、推定樹齢約280年のヤマグワだそうです。
とにかく立派な神木です。
その昔、鰊漁で栄えていた頃に、この神社で漁の安全と大漁を祈願していたのでしょうね。
何とも貴重な建物ですね。
坂道の途中からは、祝津の海を綺麗に見渡すことが出来ますからね。
ランキングに参加しています。
にほんブログ村
クリックするとランキングに反映されます。
ポチッと応援よろしくお願いします m(_ _)m
スポンサーリンク
| 固定リンク
「 歴史的建造物 教会・神社・寺」カテゴリの記事
- 住吉神社 中編:社務所(2011.08.18)
- 住吉神社 前編:大鳥居から参道(2011.08.17)
- 住吉神社 後編:社殿(2011.08.20)
- 塩谷の徳源寺は本堂が歴史的建造物〜境内には保存樹木の巨木〜お寺の前の坂は「停車場の坂」(2015.10.06)
- 白い壁が素敵なカトリック小樽教会住ノ江聖堂(旧名称:カトリック住ノ江教会)(2015.05.19)
「 祝津・高島地区」カテゴリの記事
- 小樽海上保安部から日和山灯台の空撮動画が公開されています。日和山灯台VRツアーも(2019.01.26)
- 第31回高島漁港納涼大花火大会に行ってきました!!小樽の高島漁港を会場にして開催される大迫力の花火大会【動画追記あり】(2018.08.14)
- 高島の地に受け継がれるしなやかで優雅な高島越後盆踊りを見に行ってきました(2018.08.20)
- 「第9回おたる祝津にしん群来祭り」に行ってきたのでその様子をちょっとだけ(2017.06.04)
- 祝津の前浜で開催中の「第10回おたる祝津にしん群来祭り」に行ってきました。6月2日・3日の日程で開催(2018.06.03)
コメント
こんなお宮が祝津にあったなんて、本当にこのブログのお陰で勉強になります。
祝津の海が一望ですね。
昔の人は、最高の場所に神社を建立したんですね。
投稿: はは | 2011年7月22日 (金) 20時11分
ははさん、こんばんは。
いえいえ、とんでもないです。
私もこの鳥居は何かな〜って思っていて、今回初めて登りました。
市内でもなかなか行く機会がないですからね。
それにしても本当に、祝津の海を一望できるところで見守ってます。
投稿: 小梅太郎 | 2011年7月22日 (金) 22時39分