旧大家倉庫
先日の記事「運河/龍宮橋から北浜橋」内で出てきました、歴史的建造物について、個別に紹介したいと思います。
まずは、臨港線と運河の龍宮橋がある交差点の一角に建つ立派な倉庫。
「旧大家(おおいえ)倉庫」
小樽市指定歴史的建造物で、ちなみに指定番号が第1号です。
明治24年(1891年)建築の木骨石造1階建。
それにしても、堂々たる倉庫ですね。
いつもの案内板の内容を紹介させてもらいます。
『石川県出身の海産商大家七平によって建てられ、建物の妻壁に「やましち」の印があります。
外壁に札幌軟石を使用し、越屋根と入口部分の二重アーチが特徴です。その雄大さと独特の姿は運河地区の石造倉庫を代表するもののひとつです。
平成4年におもちゃ博物館として再利用されたこともあります。
平成13〜14年、外壁や屋根瓦部分等が修復されています。』
「やましち」の印がこれです。
入り口部分のアーチです。
ちなみに 以前このブログでも紹介した、北運河終点にある「旧広海倉庫」を建てた海運商の広海二三郎と今回の大家七平は同郷(石川県加賀市瀬越町)だそうで、北前船の歴史の中で北陸地方との繋がりは深いですね。
それにしても、明治時代にこれだけ大きな倉庫ですからね。
当時の繁栄ぶりが伺えます。
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