旧広海倉庫
運河でも、観光客が集まる場所から離れた、手宮側(札幌と反対側)の北運河と呼ばれる所まで行くと、ひっそりと、静かな時間が流れています。
前回に続いて、その北運河の終点のすぐ先に並ぶ3つの古い倉庫について紹介します。
3つの古い倉庫は、いずれも小樽市指定歴史的建造物です。
「旧増田倉庫」
「旧広海倉庫」
「旧右近倉庫」
前回は、運河よりの「旧増田倉庫」についてでしたが、今回はその隣に建つ、
「旧広海(ひろうみ)倉庫」です。
明治22年(1889年)建築とかなり古い倉庫で、木骨石造です。
いつもの案内板の内容を紹介させてもらいます。
『加賀に拠点をおいた海運商広海二三郎は、本倉庫を大規模な石造り(木骨石造)で建築しました。
この土地は、かつて手前まで海岸が迫り、正面の右手の方向に鉄道施設があったことから、海陸ともに荷物の輸送と貯蔵に最適な場所でした。
本建築は、荷を積み入れるため奥行きのある長方形で、採光のため屋根の中央と両側に段差を設けています。出入口のアーチは、壁面のアクセントとなっています。』
また、「小樽ジャーナル」ホームページによりますと、
『北陸の海産物や塩・砂糖などを商った北陸商人広海二三郎が、店の商品保管用に建てた倉庫。
明治22年に建てた腰屋根方式の倉庫で、中二階を持ち、それが中央の2階へと繋がっている大きな倉庫である。
平成10年には修復工事が行われ、見違える姿を見せた。』
(引用:「小樽ジャーナル」ホームページ)
とのことです。
ちょっと、変わった外観をしていますね。
どうやら、現在も倉庫として使われているようですよ。
残る「旧右近倉庫」はまた次回に。
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