旧越中屋ホテル
運河に沿う臨港線と平行して、駅よりに通っているのが色内大通り。
先日、「日銀通りと色内大通りの交差点」について紹介しましたが(記事はこちら)、ここから手宮側に向かって色内大通りを歩いていくと、左側にある雰囲気のある建物が、
「旧越中屋ホテル」
昭和6年(1931年)建築の鉄筋コンクリート造4階建。
小樽市指定歴史的建造物です。
いつもの案内板です。
いつものように、この内容を紹介させてもらいます。
『越中屋は、明治30年代以降の英国の旅行案内書にも載った旅館です。
この建築は外国人利用客のための別館で、国際貿易港小樽を象徴する建築のひとつです。
正面から見る姿は、中央にある縦2列のベイウィンドウや両脇の丸窓と垂直の窓割りなどが特徴です。
また内部にちりばめられているステンドグラスに第一次大戦後のアール・デコ様式の影響がみられます。
設計は倉澤国治です。』
外国人利用客のためのホテルだったとは、小樽の歴史を感じます。
その後、元々ホテルだったこの建物は、1993年4月に再び、
「小樽グランドホテルクラシック」
として利用され、ノスタルジックな雰囲気が人気だったのですが、残念ながらここも、2009年2月15日(日)をもって閉館してしまいました。
今も入り口には閉館を知らせる貼り紙が貼ったままです。
今後については未定のようで、このような歴史ある建物が、ただここに佇むだけというのは寂しいかぎりですね。
余談ですが、小樽グランドホテルクラシックがオープンした年に、当時東京に住んでいた私は、北海道の親族を集めてここで結婚披露会をさせていただいたんですよね。
懐かしい思い出なんですが、閉館したと知ってちょっと寂しいです。
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