自家製ニシン漬け
自家製ニシン(鰊)漬けです。
身欠き(みがき)ニシンという、ニシンの干物を使った漬け物で、北海道では冬の保存食として、一般的です。
家庭でもよく漬けます。
キャベツ、大根にニシンの旨味がしみ込んで、美味しいですよ。
作り方(監修:奥さん)
材料:身欠きニシン10本、大根1本
キャベツ1玉弱、にんじん1本
乾燥米麹70g、唐辛子適量、塩150g、笹の葉4〜5枚
1.身欠きニシンは米のとぎ汁に一晩漬け、えぐみをとる。
大根は皮付きのまま縦に四等分して、一晩置き水分をとばす。麹は戻しておく。
(これが身欠きニシン)
2.大根とキャベツは大きめに切り、にんじんは太めの千切り、唐辛子は輪切りにしておく。
身欠きニシンは4cm幅くらいに切る。
3.桶の底にまず塩をふり、材料の三分の一の量を、キャベツ、大根、身欠きニシン、にんじん、唐辛子、麹の順に並べ、塩も三分の一を全体にふり、なじませる。これをあと二回繰り返す。
4.最後に笹の葉を並べ、軽い漬物石をのせ、半日くらいなじませ、重い漬物石に変えて、寒い所に10日ほど置けば食べられる。食べ始めてからも、重い漬物石をのせておく。
長期間漬け込むと発酵が進み、ほどよい酸味とニシンの独特の風味出てきますが、時間が経ちすぎると「すっかく」なるので注意です。
(※「すっかい」は方言ですね。酸っぱいという意味ではあるのですが、ちょっとニュアンスが違います。漬け物が漬かりすぎて、酸っぱくなった感じがまさにそれです)
一時、食卓から遠ざかっていたニシンは、最近は随分と獲れるようになってきていて、ここ数年は、産卵期を迎えたニシンが、大群で浅瀬に押し寄せて産卵し、海が乳白色に染まる“群来(くき)”も見られているそうです。
うれしいですね。
スポンサーリンク
| 固定リンク
「 家庭料理」カテゴリの記事
- ある小樽の家庭の正月の食卓から/くじら汁と飯寿司(2014.01.03)
- 秋の味覚/ラクヨウ(2012.10.16)
- 山の幸《山ウド・フキ・タケノコ(細竹)》(2012.06.03)
- 正月の食卓から/飯寿司とくじら汁(2012.01.03)
- 秋刀魚の刺身と梅シソ巻き(2011.10.03)
コメント
ブログを見るのをとっても楽しみにしています☆これからも楽しく読ませて頂きますね(*^_^*)
投稿: 小山の美容院 | 2011年1月 9日 (日) 15時01分
小山の美容院さん
コメントありがとうございます。
栃木県小山市の美容院さんなんですね。
これからもよろしくお願いします。
投稿: 小梅太郎 | 2011年1月 9日 (日) 15時43分