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2010年12月 3日 (金)

外人坂ってどこ?

坂をあちこち回るようになって、「外人坂」という坂があるのを知ったのですが、それがいったいどこにあるのか、分かりませんでした。

で、地図を見て探してきました。

Blogdsc03345

本当に分かりにくい場所にあり、とても短い坂道です。
辺りを見ても、特に表示はなかったと思います。

その坂に続いて、123段のとても急な階段があります。
この階段が、古くて幅が狭くてとても歩きにくい…。
だけど、何だか時代を感じさせてくれる、雰囲気のある階段です。

Blogdsc03346

この階段を息を切らせて登りきると、水天宮の境内に出ました。
つまり、水天宮から行けば、簡単に見つかったんですね。
確かに地図には、水天宮から道が続いています…。
な〜んだ、結構、探したのに…。

階段を登りきった水天宮の境内から振り返ってみると、

Blogdsc03333

港が開けていました。
なかなか綺麗な景色です。

外人坂については、いつも引用させてもらっている、小樽市HP内 広報おたる連載「おたる坂まち散歩」に次のような記述があります。

『かつてこの道沿いの家に、外国人一家が暮らしていたことから外人坂と呼ばれています。この坂の海に向かって右側に、大正2年から昭和25年まで37年間小樽で生活していた、ドイツ人貿易商カール・コッフさんと家族が住んでいました。(中略)
コッフさんは大正11年に結婚し、小樽で一男一女をもうけました。(中略)お嬢さんのエルガさんは親しくしていた近所の奥さんから「菊」という日本名をつけてもらったほどかわいがられていました。』
(引用:小樽市HP内 広報おたる連載「おたる坂まち散歩」より)

坂自体は短い坂ですが、このような歴史的な背景が面白いですよね。
当時の外国人さんとの交流はどんな感じだったんでしょうね。

さて、坂の上にある水天宮は小樽市指定歴史的建造物なのですが、これについては長くなったので次回にします。


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小樽の坂」カテゴリの記事

コメント

坂の上からの写真はとってもいいですねえ。きっと、時間や季節によってそれぞれ感じが違うんやろうなああ。

投稿: 赤羽の山岳王 | 2010年12月 4日 (土) 05時22分

ありがとうございます。
そうですね、どこもそうなんですが、違った時期にも行ってみたいですね。

投稿: 小梅太郎 | 2010年12月 4日 (土) 11時35分

外人坂に住んだコッホさん一家の娘さんは就学のため11才で両親と別れてドイツに帰国しましたが現在フライブルク在住の82才、先日連絡をとったところ「小樽は私のふるさと」となつかしんでました。同地に独日文化協会を作り28年間会長を務め、今も日本名キクを名乗る親日家の根源は小樽での幸せな時間だったのです。小樽は遠いけど来年行ってみたいです。

投稿: kkk | 2010年12月15日 (水) 21時09分

kkkさん
コメントありがとうございます。
というか、ちょっとビックリしてしまっています。
思うにドイツにいらっしゃったのでしょうか。

当然私は昔のことは分からず、当時のことは文章で目にするだけですが、小樽の歴史を改めて再確認しています。

こんな個人のブログにコメントいただいて、本当にありがとうございます。
小樽の魅力を少しでも伝えていければと思っていますので、これからもよろしくお願いします。

投稿: 小梅太郎 | 2010年12月15日 (水) 22時54分

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