
先日、このブログでも紹介した小樽チャンネルマガジン2月号(Vol.63)では、冬企画「小樽の冬の坂道を歩く」ということで、雪の見晴らし坂と外人坂を歩いてきて、その様子を紹介しています。
いつも、小樽チャンネルマガジンの記事を書く際は、行ったことのあるところでも、何か様子が変わっているかもしれないので、改めて実際に行ってから書いていて、この時も、テーマが冬の坂道ということで、せっかくだからと1月の雪が結構降った後を狙って行ったんです。
で、実は外人坂がかなり大変だったんです。
そこで、小樽チャンネルマガジン2月号の裏話(補足記事)ということで、その時の外人坂の様子を紹介しますね。
ちなみに、外人坂という名前は、その昔、この坂の下に大正から昭和にかけて、ドイツ人貿易商のコッフさん一家が住んでいたことに由来します(参考:小樽市 :おたる坂まち散歩 第7話 外人坂(前編) (がいじんざか))。
雪の外人坂を上る(登る)
外人坂は緩やかな坂に続いて、123段あるという急な階段が水天宮の境内へと直接上っていて、もともと雪のない季節でもその階段を上るのが大変で、雪の積もる冬の間となると、たまに上り下りした足跡が積もった雪に残っているくらいで、通る人はほとんどいないようです。
行った日(1月20日)は、前日までに大雪が降った後で、きっと“雪の外人坂”にふさわしい風景が見られるだろうと思って向かいました。
で、坂の入り口についてみると…

緩やかな坂の先に見えるはずの水天宮へと続く急な階段は、雪に埋れて全く見えず、そこにはただの雪の壁がそびえている、といった光景でした。

よくみると、薄らと誰かが歩いた足跡があるようなんですが、それも前日までの雪で埋まったようで、とにかく目の前には雪の壁…

引き返そうかとちょっと足が止まったものの、意を決して上りました(“登る”の字の方がそれっぽいですね)。
いや〜、とはいっても、坂を上り出すと、雪に下にあるはずの階段はどこへやらで、これは境内にたどり着くのだろうか…、とさえ思ってしまうほど大変さ。

坂を上ろうにも膝まで雪で埋まってしまい、進まない、進まない。まるで雪山登山といった感じです(って、雪山登山はしたことがないですが…)。

途中、休みながら上ったのですが、123段の階段がなんて長いことか。

けど、途中で振り返ってみた風景が、いい眺めで疲れをちょっとだけ癒してくれます。
(ただ、上ってきた足跡が、なんとも…)

そして、息を切らしながら、やっと水天宮の境内に到着です。


実は、水天宮の境内が近づいてきた時に、この大変さを紹介したいと思い、慌てて動画も撮ったんです。ただ、ただでさえヘトヘトなのでブレブレで、手が映り込んだりもしてますが、なんだかそれもリアリティがあったりして(笑)
それが、こちらの動画です。
もう息も絶え絶えですね(汗)
けど、最後に境内にようやく着いて振り返って見た風景は、曇ってはいたのですが、苦労して上ってきた分、なんだかいつもより綺麗に見えましたよ。

そして、ここまで上ってきた自分の足跡が、なんとも冬の坂道の印象的な光景に見えました。
おわりに
正直、ここまで大変だとは思ってなかったんです。
もちろん、大雪の後に行ったので、こういう状況だったのですが、いや〜、雪の外人坂を上るのはおすすめしません(って、誰も上らないか 笑)
やっぱり外人坂は、坂の上から風景を眺めるのがいいですね。

というこで、雪の外人坂を上ってきた時の様子でした。
※小樽チャンネルマガジン(編集発行:株式会社K2)2021年2月号(Vol.63)では、冬企画「小樽の冬の坂道を歩く/見晴らし坂〜外人坂編」ということで、見晴らし坂の様子も書いてますので、よければ読んでみてください(※電子版はこちらから:小樽のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」 | 小樽チャンネル)。
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