紫花豆(反省会)

2013年5月 7日 (火)

勝手に反省会(2012年度分)〜紫花豆の栽培記録【莢の中身】

さて、紫花豆の反省会が中途半端でしたので再開したいと思います。

前回の【生長の様子】で、草勢が強すぎて莢が育たなかった、ということを反省したので、今回はそんな中、最終的に【莢の中身】がどうなっていたかを見ていきたいと思います。


紫花豆の乾燥した莢の中はこうなっていた

今回の紫花豆栽培は、枝葉が生長し過ぎて肝心の莢が大きくならず、途中で落ちてしまうものも続出して、結果的にはわずかの莢しか大きくならなかったんですよね。

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(写真は2012年8月10日の日記「順調に見えて、なかなか莢が大きくならない紫花豆」より)

それでもポツポツと見られた、その大きく育った幾つかの莢は、順調に茶色く色付いてきたのですが、

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(写真は2012年9月6日の日記「ちょっとですが紫花豆を収穫」より)

そもそも紫花豆の収穫は???

って、実はこれもよく分からないのですが、畑で完熟、つまり莢が茶色く乾燥してきたら収穫していいのでしょうね、きっと。

ということで、いい色に乾燥してきた莢を幾つか収穫して、莢を割ってみた所、

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(写真は2012年9月6日の日記「ちょっとですが紫花豆を収穫」より)

お〜、見たことのある“紫花豆”です!

栽培自体は今ひとつでしたが、育った莢にはちゃんと豆が入っていました。
何だか、この模様が莢から出てくると、感激と言うか、不思議な感じです(*^-^)

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(写真は2012年9月6日の日記「ちょっとですが紫花豆を収穫」より)


栽培期間終盤の紫花豆の様子と未熟豆

北海道の家庭菜園は、秋の雪が降る季節までなのですが、この紫花豆はさすがに元々冷涼地に適しているだけあるのか、10月に入っても、まだ枝葉は元気で、莢もそれなりについてました。

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(写真は2012年11月1日の日記「紫花豆の若い緑の莢の中」より)

なので、大きくなった莢が、乾燥してくれば収穫できるという期待を込めて、その後も寒い中、ギリギリまで栽培を続けていたんです。

しかし、さすがに莢自体の生長は寒さとともに止まってしまいました。

莢が緑色のままの状態で、中を見てみた所、こういう未熟豆なんです。

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(写真は2012年11月1日の日記「紫花豆の若い緑の莢の中」より)

残念ながら、この寒い時期に残っていた緑色の莢は、その後も中の豆が育ったり、乾燥してくることもなく、

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(写真は2012年11月23日の日記「ついに紫花豆を撤去。その後すぐに…」より)

寒さで枯れ枯れになった株を11月23日に撤去しました。

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(写真は2012年11月23日の日記「ついに紫花豆を撤去。その後すぐに…」より)

ちなみに、撤去段階でついていた生長途中の莢は、一応全て収穫したんです。

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(写真は2012年11月29日の日記「生長途中で撤去した、紫花豆の莢の中」より。うちの猫が写ってます

ただやっぱり乾燥していない莢の中は未熟豆です。

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(写真は2012年11月29日の日記「生長途中で撤去した、紫花豆の莢の中」より)

もちろん、わずかばかりの乾燥した莢からは、完熟豆が収穫できましたが、ほんとわずかでした。

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(写真は2012年11月29日の日記「生長途中で撤去した、紫花豆の莢の中」より)


次の栽培に向けて

ということで、せっかく生長しかかっていた莢は、残念ながらほとんど生長しきらないうちに、時間切れになってしまいました。

一見、もうちょっと期間があれば、という感じにも思えます、結局、夏の暑い時期に、枝葉ばかりに栄養がいって、草勢が強い状態になり過ぎたため、莢の生長が遅れた、もしくは生長しなかったということなので、そこを解決しないとダメそうですね。

ただ、栽培開始はもうちょっと早めても良さそうです(昨年は5月15日に種まき)。
けど、今年は寒いんですよね〜


【重要】コメントでアドバイスをいただきました。
枝葉が伸び過ぎて実が入らないのは、肥料の窒素成分の効きすぎでは、とのこと。

なるほど〜!葉を茂らせる効果のある窒素が…
肥料関係が今ひとつ苦手な私としては、是非これを参考に、次回は肥料にも気をつけたいと思います。
アドバイスに感謝です。

以上、長々と続きましたが、紫花豆の反省会はこれにて終了です。


おまけ

ちなみに、紫花豆の煮豆がこちら。

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これはご近所さんが作った煮豆をごちそうになったときのもので、我が家の紫花豆ではありません(^-^;

程よく甘く味付けしていて、大きな紫花豆のホクホクとした食感が美味しいんですよね〜


【関連記事】
勝手に反省会(2012年度分)〜紫花豆の栽培記録【紫花豆についてと定植まで】
勝手に反省会(2012年度分)〜紫花豆の栽培記録【生長の様子】


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2013年4月25日 (木)

勝手に反省会(2012年度分)〜紫花豆の栽培記録【生長の様子】

昨年、初栽培した中でもかなり印象的だった「紫花豆」について、勝手に反省会中です。

前回、定植までを反省したので、今回はその後の生長の様子です。


紫花豆の草勢はもの凄く強い

定植後は特別なことをするでもなく、通常の豆類と同じように(といっても、何が通常か分かりませんが)肥料と水をあげていただけなのですが、双葉の間からニョキニョキっとツルが伸びてきて、

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(写真は2012年6月17日の日記「今日は雨模様、第3ミニミニ畑の様子」より)

その後も順調に育ち、7月4日には初お目見えとなる、紫花豆のオレンジ色の綺麗な花が咲きました。

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(写真は2012年7月4日の日記「紫花豆の蔓の行き先と、花が咲きました」より)

そうなんです、紫花豆の花は鮮やかなオレンジ色の花で、昔はこの花の観賞用に栽培されていたそうで、花豆という名前もそこからきているそうです。

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(写真は2012年7月12日の日記「紫花豆の蔓の行き先は屋根まで」より)

途中、アブラムシの発生等もありましたが、アルミホイルを敷いてみたり、木酢液を散布したり、オーソドックスに水攻撃をしたりと、何とか対応しました。

実はこの頃、親ヅルの摘心とかしていたのですが、あちこちから伸びてくる子ヅルを追いかけきれず、そのうち“まあ、いいか〜”状態になってしまったんです(^-^;

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(写真は2012年7月12日の日記「紫花豆の蔓の行き先は屋根まで」より)

しまいには屋根まで届く勢いで(って結局届くのですが)、更にヒモを張って屋根まで誘引しました。

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(写真は2012年7月20日の日記「紫花豆にミニミニ莢がつきました」より)

それにしても、この後もとにかく草勢が凄くで、ツルもぐんぐん延びていきました。

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(写真は2012年7月29日の日記「紫花豆の莢が大きくなってきました」より)

が、果たしてこれで良かったのかどうか…


紫花豆の草勢が強すぎて莢が育たない?

それで、花の後の莢はどうなったかと言うと、

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(写真は2012年7月29日の日記「紫花豆の莢が大きくなってきました」より)

この段階では、次から次へと、ミニミニの莢がつくんです。

ただし、その莢が育たないんですよね〜

小さいうちから朽ちてしまうものがほとんどで、なかなか大きくならないんです。

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(写真は2012年8月10日の日記「順調に見えて、なかなか莢が大きくならない紫花豆」より)

そうこう言っているうちにも、紫花豆の株はどんどん大きくなって、とにかく生い茂ってしまい、ほとんど手がつけられない状態(^-^;

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(写真は2012年9月6日の日記「ちょっとですが紫花豆を収穫」より)

上の写真は壁ぎわの第3ミニミニ畑の様子ですが,もう一株の第2ミニミニ畑の一角に植えたものも同様で、周囲の作物に絡みまくってました(゚ー゚;

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(写真は2012年9月26日の日記「紫花豆は茂り過ぎ」より)

結果的には、このような草勢が強い状態が終盤まで続き、ほとんどの莢が枯れ落ちてしまい、何とか残った莢の中の豆もなかなか大きく育たなかったんですよね。

原因がはっきりと分かっているわけではないのですが、これはどうみても草勢が強すぎですよね。

つまり、整枝、剪定不足ですね。
花もつけ過ぎだったかもしれません。

そのために莢に、そしてその後の莢の中の豆まで養分が届かなかったのでは、と思っています。


《追記 2013.5.7》
コメントで重要なアドバイスをいただきました。

枝葉が伸び過ぎて実が入らないのは、肥料の窒素成分の効きすぎでは、とのこと。

なるほど〜!窒素か〜!
肥料関係が今ひとつ苦手な私としては、是非これを参考に、次回は肥料にも気をつけたいと思います。
アドバイス、ありがとうございます。


収穫までを見込んだ栽培を考えないと

どんどん生長して、綺麗な花がたくさんついて、ただただそれを喜んでいたのですが、その時にきちんと摘心なり摘花なりの対処をしておかないとダメだったんですよね。

もちろん、これだけ大きく育つのですから、それ相応の追肥も必要だったかもしれません。
(今思うと肥料は少なかったかも)

株を育てること自体はそれほど手間ではないかもしれないです。

ただ、実入りを期待するには、それなりの手間をかけないといけないというのは、なにも紫花豆に限ったことではないですよね。

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(写真は2012年8月10日の日記「順調に見えて、なかなか莢が大きくならない紫花豆」より)

収穫までを見込んだ栽培を考えないと、途中の元気な様子で喜んでいるようではダメでしたね。


ということで、生長の様子はここまでです。
結局ほとんど収穫はできなかったのですが、次回は実際の莢の中がどうなっていたかです。

そんな中でも、幾つかは莢が大きく育っていたんです。

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(写真は2012年10月11日の日記「紫花豆がまだ枯れずに元気です」より)

まあ、高級豆の紫花豆ですから、そんなに簡単には栽培できないということか…
と、勝手に反省会です。


【関連記事】
勝手に反省会(2012年度分)〜紫花豆の栽培記録【紫花豆についてと定植まで】


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2013年4月23日 (火)

勝手に反省会(2012年度分)〜紫花豆の栽培記録【紫花豆についてと定植まで】

昨年、初栽培した中でもかなり印象的だったのが、この「紫花豆」です。
あっ、いきなりですが、勝手に反省会が始まってます(笑)

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紫花豆は寒い地域の栽培に適している

元々栽培予定はなかったのですが、母親が豆を入手して急遽栽培することに。
高級豆ともいわれる紫花豆は、煮豆にするとホクホクととても美味しいんですよね。

北海道が産地にもなっていて、気温は低くても育つようなのですが(というか低温が良いそうです)、いかんせん栽培方法などの情報があまりに少なすぎるんです。

だいたいですね、「紫花豆 栽培方法」でググってみると、上位にこの「小梅太郎の「そこそこ家庭菜園」: 紫花豆」のカテゴリーが出てくるって、嬉しいけど、それは世の中情報無さ過ぎ!

色々とググっていたら、花豆についてこういう記述がありました。

低温を好み、温暖地では花が咲いても結実しないため、現在は、主として北海道でつくられ、一部、東北地方や長野県、群馬県などの冷涼な地域でも栽培されています
花豆(はなまめ) 豆類協会 mame.or.jp

ということで、他の野菜ではいつも悩まされる気温の低さについては、この紫花豆については大丈夫なようです。
家庭菜園でこのポイントは大きいですよね。とうことでまずは、

紫花豆は北海道のような寒い地域での栽培に適している

それでは、昨年の紫花豆の栽培記録と、その時々のポイントをまとめていきたいと思います。
(あくまで私、小梅太郎の記録・感想なのでご了承を)

あっ、先に言っておきますが、栽培結果は今ひとつでした(^-^;

というのも、たくさん花が咲いて、莢がついたものの、中の豆が育たなかったんですよね。
そんな結果を踏まえての、勝手に反省会です。


紫花豆の種まきから定植まで

栽培したことのない紫花豆の豆を手にして、まずは芽だしをするため、数日水に漬けた後(これが正解かどうかは分からないのですが)、ポットに種まきしました。
5月15日のことです。

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(写真は2012年5月15日の日記「急にですが紫花豆です」より)

※紫花豆はとても大きな豆なんですが、どの方向に土に埋めるといいのかがよく分かりません…

1粒が大きいので、まいたのは5粒のみですが、そのうちの3粒が発芽して、大きい芽をニョキッと出してきました。

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(写真は2012年5月27日の日記「紫花豆が発芽しました」より)

この時期はまだまだ北海道は気温は低いのですが、特に保温とかに気を使ったわけではないので、そこらへんは大丈夫なようです。

そして定植は6月4日で、場所は壁ぎわに昨年新しく設けた「第3ミニミニ畑」に2株。
その後、第2ミニミニ畑の一角にも6月12日に1株を定植しました。

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(写真は2012年6月5日の日記「新登場の第3ミニミニ畑に植えたのは」より)

但し,後から思ったのですが、そもそも開始時期が遅かったかもしれません。

北海道は晩秋に雪が降って、栽培時期が終わってしまうので、それまでの生長するための栽培期間を少しでも長く確保するには、できる限り栽培開始時期を前倒ししたいところです。

低温を好む紫花豆ということですから、定植がもうちょっと早まるように種まきしてもよかったかもしれません。

どのくらい早めていいものかはまだ分からないので,まずは今年、早めの種まきをしてみたいと思います。


ということで、まずは定植までの様子でした。
次回は生長の様子ですね。

と、勝手に反省会です。


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